初ヒルクラで都民の森へ行ったがアステカ山脈に迷い込んだ話

初ヒルクラで都民の森へ行ったがアステカ山脈に迷い込んだ話

Twitterで色々話しているうちに持ち上がった鋸山林道ライド。
しかしヒルクラ未経験・12月から自転車まったく乗ってないというはた迷惑な人(ANJ)がいたため、急きょ行き先が変更になりました。(申し訳ございません…..)

そこで近いうちに都民の森へ行くことになったのですが、さすがに病み上がり+ヒルクラ未経験でいきなり1000mアップはどう考えても死ぬだろってことになり、3日前にこっそりと偵察に行くことに。
どうやら人気のサイクリング・ツーリングスポットらしいので決行日は平日にしました。

出発地点の武蔵五日市駅までは当然のごとく輪行。
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乗った時間が遅いのか車内はガラガラ。しかも終点に近づくにつれて客が少なくなっていく….。
俺はいったいどこに向かっているんだ。

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ということで来ましたよ武蔵五日市駅。東京の端っこだと思ってたら中々どうして綺麗でデカい。
過去に大雨で水没したこともある自分の最寄り駅とは比べ物になりません。しかも駅舎入口には木の板に達筆な字ででかでかと駅名が刻まれています。もう嫉妬しまくりで必死に粗を探しますが、見えてきたのは自分の最寄り駅がいかに寂しいかということだけ。
同じJRなのになんだこの違いは(憤怒)

時刻は11時過ぎ。
まあ30キロないし二時間ぐらいで帰ってこれるでしょ、と甘く見ていたためこのような遅い出発になりました。
今思うと完全にヒルクラをなめてます。

まず駅前の通りを右に進んで、ランドマークである檜原役場を目指します。
まず驚いたのは、周りの風景。5分と経たずに緑あふれる林が両手に現れるところも。
もうここが風張林道ってことでいいんじゃないかな。雰囲気的に。

ただし檜原役場から都民の森へまでは21キロほどあるため、のーんびり行きます。
サイコンを見ると、ちょっとした上りでも2桁もあわやというスピードになりますがそんなの知りません。いいんです、進んでれば。

途中で白いアーチ型の橋を渡ります。
「ここ写真で見たことあるよパトラッシュ!」と脳が叫ぶので、止まって撮影。
なにこのスタイリッシュな橋……。うちの近くにある用水路のところにも欲しい。
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そうこうしているうちに役場に到着。
そして目の前には、あの有名なT字路が現れました。
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これを左に曲がるといよいよ都民の森への登坂が始まります。
が、最初の方は民家などもあり平坦な道が続くのでとても楽。「これが続くなら都民の森とか余裕じゃないの?」となめてた自分をぶん殴りたい。

少し進むとすぐに景色は自然一色になり、下の写真のようなゆるくなだらかな坂が続きます。
このあたりから、しばらく直線→カーブ→しばらく直線というループが始まり、カーブを抜けた先に長い坂があるという事実にすでに絶望を感じ始めました。
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自分のホームグラウンドである多摩湖はカーブを抜けた先に長い坂が見えてしまうことは無く精神的に楽ですが、都民の森は「あそまで登らないといけないのか….いやでも曲がった先にまた登りが続いてるんだろうな…..」と考えてしまいます。
また多摩湖は周回コースのために登ったぶん下ってプラマイゼロですが、ヒルクライムは基本的に登りです。
都民の森にも下り坂はありますが後半につれてなくなっていくので、足を休められる下りがどれだけありがたいかをとても痛感します。

とにかく無心になってクランクを回していると、信号と分かれ道が見えてきました。どうやらここが上川乗のようです。ここで今度は右に曲がるのですが、なんかここからまた上り坂が増えてきた気が…..。

そしてここでアクシデントが発生。
高校時代にインターハイや冬の選手権を沸かせたANJの黄金の右足、その付け根の外側という意味わからない箇所が攣るという事態に。
こんなところ攣ったことないからどう伸ばせばいいのか全くわからない上に、まだ残りは10キロぐらいあります。
ここは無理せず、いったん自転車を止めて休憩することにしましょう。

ということで出発前に買っておいた補給食をパクパク。
色々な方から「ハンガーノックには気を付けて」と言われていたので、とりあえず甘いものを取り揃えてみました。

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どれも初めて食べたんですが、羊羹が一番お気に入りですね。手軽に食べれますし、小さいので何個かいっぺんに持っていけます。

それと休憩している場所の目の前に鳥居があったので行ってみることに。
時間帯的にも太陽が高い位置に来ていたので、鳥居が神々しいことになっています(笑)
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五社神社というらしいです。

さて、気を取り直してヒルクラ再開。
けっこう長めの休憩を入れたからか、なんとか足は大丈夫そう。
ただ足に力が入りにくくなってきているので、足がつりそうになったら早めにビンディングを外すことを心掛けます。
てか左足固くなってない…?ひねっても全然外れる気配無いんだけど。

なんかもう死にたいですが、残り~キロという看板を見ると中々引き返す決心がつきません。
あとちょっとだけ、あとちょっとだけと漕いでいるうちに「無理そうだったらあきらめよう」という気持ちが「ここまで来たら行くしかないやろ」と変な意地に変わってきています。

上川乗からしばらく進むと、街中では決してお目にかかれないスケールの違う樹木林が。
こういうの風景が見れるのもヒルクラの良さだと思います。
自然ってすげぇ…..。

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その後もくねくねとした道をパスしていきつつスマホを見ると、どうやらあと少しで旧料金所のよう。
おっしゃあ!とガッツポーズしたのもつかの間、目の前にはこんなものが。

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アイエエエエ!? 10%!? 10%ナンデ!?
もう分かってるから!この先登りだけだって分かってるから!お願いだから斜度の標識やめて!

そんなこと思っても斜度は変わらず。
仕方なくノロノロと登ってきます。
「まぁ、あと3、4キロだったし、なんとかなるだろ….」と思っていたANJの前に現れたのは、

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ファーーーwwwwwwww
ラスト3キロでこれっておかしいだろwwwww
せめてカーブの向こう側に隠しとけやあああaaaaaa!(錯乱)

どうやら自分はいつの間にかアステカ山脈に迷い込んでしまったようなので、都民の森なんかよりアステカ文明の探求に勤しむことにします。
わぁ、あれが太陽神ケツァルコアトルなんだね!(※ただの鳥です)

しかしアステカ文明の特徴と言えば、人身供犠。
神聖なアステカ遺跡へと繋がる目の前のつづら折りを踏破したいのならば、生贄をささげなければいけません。
ですが今日は平日。ローディ―もここに来るまでに数えるほどしか見ておらず、生贄候補がいない状態。

・・・・・・自分しかいないじゃん\(^o^)/

ということで生贄決定。神秘への道が開かれました。

もうクリートはめると外れない気がしたので、ビンディングなのにはめずに漕ぎ始めます。
踏みにくいことこの上ないですが、立ちゴケして後ろからきたツーリングのオートバイに轢かれるよりはマシだと判断。

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一つ目の坂の折り返しから少し進んだところにあるところで振り返ると、先ほど登ってきた道が見えます。
ここで写真を撮っている方が多かったので自分も一応パチリ。
個人的にも、ここと旧料金所からのアングルが一番人に見せて「ここ自転車で登ったの!?」ってなるポイントだと思います。

旧料金所がはるか下に見えます。C485B721-37A7-4998-BAF8-C4F438387A21

しかし個人的に一番つらかったのはこの後。
このつづら折りの先に工事区間が2つあったんですが、都民の森方面へ行く車と上から下ってくる車とがすれ違えないために、どちらかが通っているときはもう片方は工事区間の手前で待つことになります。

当然、自転車は軽車両扱いなので自分が登っているときは反対側が通行止めになるんです。
ふらふらと亀のようなスピードで登りながら工事区間の終わりを見てみると、そこには車が3、4台止まっていました。

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止まって待ってくれている車に何回も頭を下げながら、全力で工事区間を抜けました…..。本当にすいません…..。

その後、最後のつづら折り(もう地味につらい)をパスしてなんとか都民の森へとゴール。
これを一時間とか50分とかで登る人って何なんだ一体。絶対に電動アシスト使ってるよ。

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とりあえずバイクラックに自転車を止めて、お手洗いへ。
手を洗うと水がバカみたいに冷たい。しかも高度が高いからか一気に体が冷え始めました。
これはヤバいと売店へ逃げ込み、休憩タイム。
最近は和菓子にはまっているので焼きまんじゅうをチョイス。脂質が高い物はしばらくドクターストップなので、噂のカレーパンは次回のお楽しみにします。

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また、売店の方が温めてくださったのでホカホカの状態でいただくことが出来ました。
お気遣いありがとうございます。

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ストーブめっちゃあったかいわ……。もう眠いよパトラッシュ….。

ただ登った以上は下りがあるので、寒さに震えながらダウンヒルを開始。
指ぬきグローブしか持ってこなかったので、指先が死にそう(てか死んでる)になります。
ダウンヒルってこんなに冷えるものだと思っていなかったので正直驚きました。
自分はペダルやグローブなど友人のお古でなんとかしよう主義なので冬でも指ぬきグローブですが、さすがにダウンヒルがある時は手袋も持っていくことを心に誓いました。
逆に夏は涼しくてちょうど良さそうです。

ダウンヒルはとても楽しいですが、かなりスピードが出る上にビビりなのもあって慎重に下っていきます。
時折ツーリングのオートバイが異常なスピードで下っていきますが、あれはおかしいんじゃないかな….。
あくまで自己責任なのでとやかく言う権利はないですが、ビビり症の自分からするとちょっと怖すぎます。
バリバリ伝説とか全巻家にありそうなイメージ。

また復路では基本回さなくても進むので、往路で脚が売り切れてもどうにかなります。
なんとか足が攣る前に武蔵五日市駅に到着しました。

また帰宅後、洗濯物やらなんやらを整理しているとヒルクライムならではの現象が!
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き、気圧差でペットボトルがへこんでる!
確かに最後に飲んだのは都民の森だったけど、気圧差のことなんてすっかり忘れてた…。
これを見て改めて「自転車で山登ったんだなぁ」と思いました。

以上、初ヒルクライムでしたが、正直感想は「つらい」の一言。
ただ、登ったことでしか見られない景色や体験を考えると、やはり行って良かったと思います。
ヒルクラは慣れらしいですが、本当に慣れるのか….。
少し心配ではありますが、これからシーズンになってくるのでヒルクラの練習を兼ねて色んな所へ行ってみたいなぁと。

とりあえず当面の目標である那須高原ロングライドに向けて練習あるのみです!

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