【前回のあらすじ】
のだいそんの悪逆非道な行いに、ついに立ち上がったCCK。
「ーーKEEP CALM AND NEVER GIVE UP.」
その言葉を双肩に、ついに のだいそんとの全面戦争へと突入する。
がしかし、卑劣なる奴の根回しによって事前に用意していた作戦「オペレーション・オオタルミ」が中止に。現地で急きょ作戦の変更を迫られるのだった……。
【今回のライドの動画(約4分)です。読了後再生を推奨】
ということで、前回の雛鶴峠ライドの続きとなります。
各々のペースで登坂開始
藤野のコンビニで長めの休憩をとった後、いよいよ目的地である雛鶴峠へ。
kokune一等捜査官も決戦を前に気合十分の様子。
前編のCCK動画でも言っていたように、ここからは登り基調のコースレイアウトとなります。一部下りもありますが、約18kmという長いヒルクライムとなるわけです。
先頭は相変わらず のだいさんと みゅーおんさん。
少し離れて相模原家系ラーメンズの5人。(むぎさん、たかいずみさん、きっちゃんさん、はじめさん、じゅーのさん)
そこからさらに少し離れてWadaさん、のみおんさん、kokuneさん。登りではそれぞれ登るペースが違うので、大体3つのグループに自然と分かれる形となりました。
こちらはきっちゃんさんが引く2番目のグループ。
皆さんよく一緒に走っているからか、自然と走るペースも一緒になりやすいのかも。
と、その時。
ここで何をトチ狂ったのか、はじめさんが突如わき道にあった謎の激坂に突進。
ものスゴイ勢いでカーブの向こう側へと消えていくという事態が発生。
….え、なんか急にメンバーの一人が坂道の向こうにカタパルト発進していったんですがwww
ナニコレwww
と、思ったら速攻で帰ってきましたwww
本人超笑顔。
いや待って、はじめさんホントに何やってるのwwww
ということで、「わき道にある謎の激坂に、嬉々として飛び込んでいくローディーはヤバい人説」がついに実証されてしまいました\(^o^)/
登りでかなりダンシングを多用するたかいずみさん。
頭の位置がほぼ動かないお手本のようなダンシングです。
モザイクで見にくいですが、のみおんさん、kokuneさん、みゅーおんさん、のだいさん。
時折現れる下りを下っている最中、横からスッと現れパスしていった じゅーのさん。
そういえば以前御一緒したときも、道志みちの下りでめちゃくちゃ速かったのを覚えています。
下りきって再び登りに入ると、近くにいた人たち同士で集まってお喋りしながらグルペットモードに移行。
この時、たかいずみさんとむぎさんが一緒になるとアニメの話ですごい盛り上がって手がつけられなくなるので注意。
しばらく一緒に走っていると、伝説の野生児たかいずみさんが『鹿を撃ちに行ってくる』と言い残して、わき道から川の方へと下って行きました。
なんかさっきから、急にメンバーがちょいちょい離脱するのは何なんでしょうか。このグループ、自由人しかいないんですが。
このように周辺は本当に人里感が溢れています。
また近くにコンビニは全く見当たらないので、ここを走る際は補給食の準備を忘れずに。自販機だけは途中にありました。
残り数kmほどの場所にトイレがあったので一度休憩することに。
雛鶴峠といっても、正丸峠などのように峠の茶屋的なものは存在せず実際はただの道の途中。
トイレは行ける時に行っておいた方が賢明です。
ここで先ほど川へ鹿を撃ちに行った たかいずみさんも合流。
きっちゃんさんがカメラを構えて出迎えます。
kokuneさん、のみおんさん、Wadaさんも追いつき息を整えます。
前には のだいさん、みゅーおんさんだけなので9人がここで揃いました。
今回のお気に入りの一枚。
僕が『雛鶴峠ってどんな感じのところ?』と聞かれたら、迷わずこれを見せると思います。流石に終盤は山間部という感じですが、ラスト数km手前まではずっとこんな風景が続きます。
イメージとしては山の間にある人里の横を、アップダウンを繰り返しながらじりじりと登っていく、という感じ。路面状況も概ね良く、見通しもよいので、ダウンヒルは結構楽しそうです。
雛鶴峠が近づくにつれて、段々とkokuneさんも前に上がってきました。
ただ残念なことに道中にある饅頭屋は今日は閉店。
今までずっと続いていたアップダウンが無くなって登りオンリーになるのは、終盤の数キロのみ。
そういったこともあり「え?これが峠なの?」となるのですが、高度グラフを見るとしっかりと山の形になっています。
最後は僕の脚が攣りかけるというアクシデントもありました(詳細は後ほど)が、無事に雛鶴峠に到着!
峠と言ってもこんな感じで、ただの通過点。トンネルの向こうは山梨県都留市となっています。
また事前の下調べの通り色々な方が練習コースにしているようで、おそろいのチームジャージを着た団体客が多くいます。
また、実はこの雛鶴峠は知る人ぞ知る心霊スポット。
今は昔、竹取のキッチャーノなる者が、その半身を宿したとされる羊羹を地面に落としてしまい無念にも志半ばで昇天。
今なおこの峠には、その怨霊が物の怪となって祟り出ると伝えられています。
平成のローディー妖怪、その名も「妖怪羊羹落とし」。ちなみにパンク属性持ちとなっております。
ここに来るまで終始先頭を走っていた のだいさんですが、まだまだ元気な様子。
カメラを向けると必ずピースやポーズをしてくれます。
雛鶴等の旧道を探索
さて、この後は登ってきた道を引き返して途中にあるビストロラントさんでお昼の予定(大人数なので既に予約済み)なのですが、ダウンヒルの時間を考えてもちょっと早すぎる時間。
ただダメ元で電話してみると「席は大丈夫だと思います」とのことで、2時の予約を1時にズラして頂きました。
ここからは各自、自由に写真を撮ったりダウンヒルしたりしながら1時まで時間を潰すことになりました。
このまま真っ直ぐ下って時間まで下で待っているというのも退屈なので、雛鶴峠の少し北側を通る旧道の方を探索してみることに。
妖怪羊羹落としきっちゃんさん。
kokuneさん。
旧道の方は斜度も緩やかで雰囲気も良く、ザ・林道!といった感じです。
ただ、こぶし大の落石がゴロゴロと転がっている様子はさながら対ローディー専用地雷原。
ここは僕も含めてメンバーのうちの5人くらいが登ったと思いますが、誰もパンクしなかったようで運が良かったとしか言えません。
こちらはきっちゃんさんに撮っていただいた2枚。
そうしてちょっと登った突き当りにあるのが、この旧雛鶴トンネル。
廃墟好きにはたまらないですが、夜に1人で来れるか?と聞かれたらもちろんノーです。
すでにここのトンネルは封鎖されており、この先は進むことが出来ません。
一応トンネルのわきから登山口が伸びていますが、今回は大人しく引き返すことに。
お昼は上野原のビストロラント~激坂を添えて~
ただ時間経つのは意外と早いもので、気が付けば1時まであと10分。
kokuneさんと慎重に急いでビストロラントまで下っていきます。
TwitterのTLでもたまに見かけるエビ牛さん。
何も知らない人が見たら所謂「やべー店」ですが、入ってみるとそんなことはなくきちんとしたレストラン。しっかりネットの有名グルメ情報サイトにも載っていますよ。
圧巻なのはこの自転車の数。
皆さん意外とメーカーが被っていないので、軽い試乗会みたいなことになってます。全部合わせたら一体総額おいくらになるのでしょうか。
ちなみに僕とkokuneさんが到着する直前、このブログでの遭遇率が割と高いカッシーさんグループがいて他の皆さんは挨拶できたらしいのですが、残念ながら僕とkokuneさんはニアミス。
ツム会はまたの機会に持ち越となりました。
こちらは のだいさんが頼んだビーフシチュー。
実はこのビストロラント、2018/01/03にも来店していて今回が2度目。また、こういう所ってやたらめったら高そうなイメージがありましたが、値段はかなり良心的。
僕が注文した和風ハンバーグセット(ライス付き)は確か800~900円くらいでした。
お昼を食べ終え、「さて、お腹もいっぱいになったことだし帰るか!」となった一行。
しかしその前に、あの男が立ちはだかる。そうです、奴です。
「さっきこの近くに激坂見つけてきたんで逝きましょう!登り切ったところにたくさん梅の花が咲いてましたよ!」
という事で無理やり登らされるも、みゅーおんさんがクリート外れて止まってるのを見てここぞとばかりにだらけるANJの図。
これ絶対20%後半あるんじゃないの!?っていうくらい急な坂道を登るメンバーたち。こちらは修行してるのかってくらい重いバックパックを背負って登るWadaさん。
みゅーおんさん。
だらける僕。
激坂は苦手と言っていた割にしっかりと登っていく のみおんさん。
しかし上にはのだいさんが言っていた通り、綺麗に咲いた梅の木が何本もありました。
皆さん、食後の運動を終えてしばしの撮影タイム。
主催のarabesqueさんがいたら喜びそうな図ですね。
すでに先日、自転車の乗ったというツイートをお見かけしたので、復帰は近いのかなと期待しております。
すでに一回脚が攣りかけている僕に対し、さらに脚を削るという無情な追い打ちをした のだいさん。
そんな僕からカメラを向けられても、罪悪感のかけらも無い笑顔でポーズするとは……。みなさん、お気をつけください。
そういえば むぎさんとWadaさんがいないな….と見てみたら、なんか日向ぼっこしている2人がwwwww
子どもかwwwww
………..。
…………….。
…………………….。
ということで僕も混ぜて頂きました。(ニッコリ)
春の日差しによって精神退行した小学生×3を撮るきっちゃんさん。
SRのトレインはスゴイよっていう話
その後は唐突な激坂イベントもなく無事帰路へ。
途中、漕ぎ出そうとした瞬間に足を攣り、のみおんさんから末端価格ウン万円の白い粉を頂いたりでなんとか帰還。途中、登り返しもありましたが一度通ったことのある道+下り基調なのでなんとかなりました。
元々、脚が攣りやすい体質ですがこういったグループライドではご迷惑をおかけしてしまうので、今度からはしっかり白い粉や脚攣り対策万端で行きます…..。
みなさん申し訳ありません….。・゚・(ノД`)
最後の休憩の後、いよいよ最後の峠である大垂水峠の登り返しへ。今度は若干長くなる藤野側からです。ただ、kokuneさんは交通量の多い国道20号を嫌って相模湖駅の所で離脱。お疲れさまでした。
大垂水峠の藤野側からの登りは距離こそ長いものの、斜度はほとんど一定。
無理にペースを上げずに、自分のペースで淡々と脚を回せば攣った脚でもなんとか登れます。個人的には高尾側より裏側の方が登りやすいです。
まあ裏を返せば、ギア選択やペース配分がしっかりできていないという証拠になってるのですが….。
みなさん無事にゴール地点である高尾駅北口に帰ってこれました。
Wadaさん、のだいさんも合流し各々の帰路の確認へ。
同じ方面の人同士でトレインを組んで帰ります。
高尾から東へ帰るメンバーはたかいずみさん、じゅーのさん、のだいさん、はじめさん、みゅーおんさん、のみおんさん、僕。
しかし高尾を出てすぐ、じゅーのさんが何故かいなくなるという事態がwwwwどこ行ったのwwww
今日は最初から最後まで、グループメンバーがちょくちょく姿を消しますね。ローディーの間でかくれんぼでも流行っているのでしょうか。
また、はじめさんと たかいずみさんはラーメンを食べに行くために途中でトレインから離脱。
先頭はSRのみゅーおんさん。
高尾から八王子までは一本道かつ若干の下りとなっているので、トレインに入るとドラフティングの効果も相まってAve35km/hくらいで快走。信号が多いのでストップアンドゴーはありますが、それでも非情に楽であることには変わりありません。
またトレインのスピードもずっと安定しており、バスの多い八王子駅周辺でも余裕を持った引きをしてくれます。流石のSRトレイン。
というか超楽しい。
のだいさんとは八王子を過ぎたところで分かれ、残りはみゅーおんさん、のみおんさん、僕の3人。
あっ、と思った方もいるかと思いますが、実はこの2人はともにブルべを完走している生粋のブルべ民。
のみおんさんもこの終盤でもしっかりとみゅーおんさんについて行くので、
当然こうなります。
ただこれ、このブログあるあるの「速すぎるんだよパトラッシュ!(キレ気味)」ではなく、「トレインってたーのしー!」という状態です。
1人で走る時とは明らかに違う速度域ですし、一度攣った脚なのにここにきて再びクルクル良く回っています。
完全にお二人の走力に乗っかっている形ですが、ここまで「引かれる」トレインというのは初めての経験。こればっかりは体験した人でないと実感できないと思います。
みゅーおんトレインはヤバいぞ(めっちゃ良い意味で)。
本当に前へと吸い込まれます。
そんな風にトレインの楽しさを実感している間に立川を過ぎると、見知った景色も増え始めて実家に帰ってきたような安心感が。その後、ホームコースである多摩湖の近くで二人と別れました。
最後、どうしても今年初の2000upに乗せたかったので多摩湖の坂で調整して終了。
狙いから1mオーバーしてしまいましたが、終わりよければすべてよし。
今回ご縁があって御一緒した方々、本当にありがとうございました!!
(※また、今回の記事では僕がその場に居合わせなかった場面も多く、ご一緒した方々の写真も一部使わせていただきました。写真を提供してくださった方々、ありがとうございました。)
CCK初戦の結果報告
…って、なんか良い感じで終わりましたが「あれ?前編であんなに尺取った上に、CCKっていう単語が冒頭から全く出てきてないんだけど?結局どうなったの?」という皆さん。
こちらの動画をご覧ください。今回の事の顛末を、99.9%実話をもとに動画に編集いたしました。
はい、ということで第一次のだいそん討伐作戦は失敗。というより既に藤野のコンビニくらいで作戦前に空中分解してました。(タイトル回収)
また動画の最後でもありましたように、CCKはいつでも新たな戦力を募集しております。ご興味のある方はお気軽にご連絡ください。( ニッコリ)( ^ω^)