今回はタイトルの通り初めての相模原ライドです。
実は中学・高校時代から横浜線は何度も使っていて、「相模原?ああ、橋本とかあの辺だよね」という脆弱な知識を持っていた自分。「走ってみるか」と意気込み相模原市について色々調べてみると、
【速報】相模原、超広いことが判明。
県内では横浜市に次ぐ第2位の広さを持つ上に、津久井地区は大部分が山。
宮ケ瀬湖や津久井湖、道志みちなど多くのサイクリングコースがあるので、どこら辺を走ろうか全く見当がつかない状態。
ここで普通の方なら他の方のブログなどでリサーチを進めて走るルートを決めるのですが、面倒くさがりな自分はワイルドカードを使用することに即決定。
Twitterで交流があり、相模原をよく走っているというきっちゃんさんに「ご一緒しませんか?」と伺ったところ、「相模原初めてでしたっけ?王道でルート考えますよ!」というお返事が!
加えて普段一緒に走っている方々も、ご一緒していただけるとのこと。
という事で早速当日。
最初は自走も考えましたが、よく相模原を走っている「相模原家系ラーメンズ」の皆さんが、の〇い氏やみゅー〇ん氏のような詐欺ローディーである可能性を考慮して橋本駅まで輪行。
輪行解除したところで、迎えに来たきっちゃんさんと無事合流して、ローディー界隈でも有名なパンパティへ。
他の方たちは先にパンを買って待っているとのこと。
自分たちも到着すると、外のテラスで買ったパンを食べつつ自己紹介。
今回ご一緒させていただくのは、きっちゃんさん、むぎさん、じゅーのさん、たかいずみさんの四人。
しかし、きっちゃんさんのグループにお邪魔させていただいているので当たり前ですが、完全にアウェー状態。「あっこれ、コミュ障には死ねるやつだ……」と走る前から緊張していたのですが、皆さん四人とも気を遣って下さり、ちょくちょく会話に混ぜて頂きました。
全員が食べ終わって、予定のコースの確認をしてから出発することになったのですが、実はこの時自分の緊張はMax。
というのも、事前にきっちゃんさんから「他の三人は僕以上に走れる人たちだからあはは」と聞いていたので、「そんなヤバい人たちが先頭引くとか、この先俺はどうなっちまうんだ……」と。
しかも先頭はじゅーのさん。第一印象が「ガタイやばいこの人……」だったと言えば、分かってもらえるでしょうか。ちなみに二番目のトレックはたかいずみさん。
一度、すぐそばのコンビニに立ち寄った後、再び走り出した一行は城山湖へ向かいます。
城山湖にはいくつかのアクセスルートがあるらしいのですが、今回は定番と言われる城山湖南東から伸びるルートです。STRAVAだと「城山湖TT(ショート)」となっていたはず。
登りに入ってすぐ、先頭を引いていたじゅーのさんがシッティングのまま加速。それにピッタリ食いつくようにたかいずみさんがダンシングで追いかけていきます。何あの二人こわい。
ここの坂は初めてだったのですが、この城山湖の登りは始めが一番斜度がキツイです。そこさえ乗り切れば、あとはひたすらダラダラと坂道を登る感じ。また途中に信号があるので、運が悪いと強制ストップがかかるので、TTやるときは注意が必要です。
登り切って休む人たちの図。
先ほどの登りを見た後だったので、皆さん「おっしゃ次の坂行くぞ!」とか言い出しそうだと思っていましたが、自然と休憩タイムになったので一安心。
かなりゼーハーしてたので、ここで休憩入れてもらってとても助かりました。
まだ午前中ですが半袖でも大丈夫なくらいで、ここからまだ気温も上がるそう。
もと来た道を引き返して、次は津久井湖を目指していきます。
トレインの順番は先ほどの城山湖の時と変わらず、前からじゅーのさん、たかいずみさん、きっちゃんさん、僕、むぎさん。
今度は先ほどと比べて優しめの速度だったので安心………とはいかず。
事件は起こった。
前を走るじゅーのさんとたかいずみさん。
少し開けて、きっちゃんさん。
!?
!!??
突如、津久井湖の隅で勃発したアタック合戦。
仕掛けたのは、今まで最後尾で力を溜めて機会を窺っていたむぎさん。
追走は、すぐに反応したたかいずみさんと、少し遅れて飛び出したきっちゃんさん。
じゅーのさんと僕は逃げを容認。
三人があっという間にカーブの向こうにかっとんで行きます。
結局、最初にアタックをかけたむぎさんが逃げ切ったそうで、津久井湖スプリント賞はむぎさんの手に。たかいずみさんの追走から逃げ切るとかヤバい……。
皆さん「最初、全く関係ない人かと思った」「むぎさんだと思わなかった」と言っていましたし、やっぱりアタックは、純粋なパワーの他に意外性が鍵になってきそう。
その後は、先頭を走っていた三人が曲がる道をスルーしてしまい引き返すアクシデントもありましたが、なんとかルートに復帰。津久井湖の北側、神奈川中央交通のバス停「三井」の前から伸びる県道515号へ。
以前、パンクの神が舞い降りたというこの道。
車も無く、脚に優しい斜度の気持ちいい坂道が続いており、とても走りやすいです。
515号の終点は津久井湖にかかる名手橋に繋がっており、住宅街を抜けて県道412号線へ。
しかしここでも事件が。
412号線に出る前に先頭がきっちゃんさんに入れ替わったのですが、先頭を引くきっちゃんさんが何故か鬼引きを始めてしまう事態が発生。
しかも、この時自分は2番目だったので、千切れると後ろの3人に迷惑が掛かってしまいます。
なのでハンドルにかじりついて必死について行くも、後ろからたかいずみさんの「あははははは」という笑い声が追いかけてくるし、もう何なのこのカオス。ヤバいんだけどこの人たち。
ここの区間、1枚も写真が無いのはそういう理由です。
さがみ湖リゾート・プレジャーフォレスト前で一度止まってから左折。
むぎさんに撮って頂いた上の写真、その左奥にいるのが今回の犯人です。ちなみにスタンプで顔が隠れていますが、この時超笑顔です。完全に確信犯です。
その後は県道517号へ。実はこの道、以前僕と犬猿の仲であるDAGUBAと通った道です。
ただ今回は牧馬峠には向かいません。
牧馬峠には途中にある分かれ道を左に行くのですが、今回は右折。
そこを過ぎるとすぐに、はちみつ屋さんが見えてきます。
ここでは本格的なはちみつの他にたい焼きなども売っています。
ただし、よく開いてなかったという話を聞くので、行くときはしっかりと調べてから行くのをお勧めします。
日向は体力が奪われていくので、日陰で休憩。
たかいずみさんは魂が抜けてますね。
気を取りなおして再び走り出します。
日向に出ると、やっぱり暑い。
実はこの方、アウターをずっとダンシングで踏んでます。本人曰くトレーニングとのことですが、狂気の沙汰。
ここは左折。
乗鞍からの帰りに、みゅーおんさんと盛り上がったハッピードリンクショップ。
「キツイ、休憩したい」そう思った時にタイミングよく現れると言い伝えられているそうで、多くのブルべ民の命を救ってきたとか。
ちなみに、自分は今回が初遭遇。
ここまでアップダウンを繰り返して、ようやく折り返し地点の道志ダムに到着。
個人的にこういう巨大な建造物は大好きです。
その後も細かいアップダウンをこなして、県道413号・道志みちを目指します。
このあたりからSSを戻し忘れて、ブレが多くなってます。
道志みちに出ると、ずっと下り基調。
たまに登り返しはありますが、惰性でパスできるのでかなり楽。
むぎさんのふくらはぎがしゅごい…うらやましい……。
看板を見ると分かりますが、ここを左折すると牧馬峠です。
お昼ご飯のステーキ屋さん、STUMPに到着。
しかし休日ということもあってか、お客さんで溢れてました。車で来ている人も多いですが、ローディーも続々とやってきます。
とりあえず外で順番待ちをしていると、じゅーのさんが他の方の自転車を見て「あれ、カッシーさんじゃない?」とポツリ。
姿を探すとやっぱり本人だったそうで、面識があるらしいじゅーのさんがカッシーさんたちにご挨拶していたので、便乗させていただくことに。実は別のグループライドでカッシーさんとご一緒する予定があったので、少し早い顔合わせとなりました。
しばらく待った後、ようやく入ることが出来ました。
五人なのでテーブルを合わせて、お誕生日席はじゅーのさん。そのまま注文を済ませて、おしゃべりをしながら料理を待ちます。
ライス大盛りを頼んだたかいずみさんの前に置かれたのは、野球部かよ!と突っ込みたくなるような白米の山。隣が通常サイズ。ぶっちゃけ通常サイズでお腹いっぱいです。
自分が頼んだのは照り焼きチキンバーガー。腕時計と比べると分かりますが結構でかいです。
こちらはきっちゃんさんが頼んだハンバーガー。品名忘れましたが、肉の上にチーズという名のサツマイモが二枚乗ってます。
そしてこれを食べきるたかいずみさんの内臓の強さ。
一体何kgあるんですかね……。
また料理を持ってきてくれた店員さんが「写真お撮りしましょうか?」と言ってくださったので、記念に撮影していただきました。ありがとうございます。
STUMP行った人なら分かる、食後にはキツイ坂を上ってオギノパンの横を通過。
よほど人気なのか、道の外まで渋滞が続いていました。
その後は、またきっちゃんさんが鬼引きを始めるというハプニングもありましたが、なんとか解散予定地である橋本まで無事に戻ってくることが出来ました。
ここできっちゃんさんとむぎさんとは別れて、三人で東京都に帰ります。
僕はてっきり尾根幹を使うものだと思っていたのですが、二人が教えてくれたのは八王子バイパス。行きもここを通ってきたそうです。
名前の響きや道路の雰囲気的に自転車進入禁止に思えますが、実は併設されたガードレールの内側が通れます。交通量もほぼ無い+橋本からはずっと下りになるので、とても楽。
八王子からは少し市街地を走って、多摩大橋から多摩サイに接続。
お二人ともこのあたりでお別れです。
一度帰宅しましたが、空が良い感じだったので多摩湖へ回復走的な何かを。
最後に夕陽も見れて、楽しい一日でした。また機会がありましたら、御一緒させていただけると嬉しいです。ルートを考えてくださったきっちゃんさん、じゅーのさん、むぎさん、たかいずみさん、本当にありがとうございました!