今回のライドの舞台は奥多摩。ローディーに人気のヒルクラスポット・都民の森となります。
というのも、10月末に控えた初ブルべに向けて、本格的な長い登りを練習しておこう考えたからです。それに加えて、ようやくまともにGPSログを記録できるGarmin Edge520を買ったので、獲得標高や積算距離を見てニヨニヨしたい!という気持ちも。
(今まではiPod touchとルーターを使ってログを取っていたのですが、どうにもGPSが機能せずにログがぐちゃぐちゃになっていました)
もちろんStravaのセグメントなども全く機能せず、楽しさ半減どころではなかったのですが、そんな悩みとももうおさらば。これで後から走行記録を見返してニヨニヨ出来るというものです。
では、ここからは当日のルート説明に入りましょう。
実は、都民の森は今までに2回来たことがありますが、2回目の時はコンディション不良のため役場まででDNFだったので実質1回。しかしその1回も、何度も何度も脚つきして3時間近くかけて登ったというトラウマとして深く脳裏に刻まれています。
ということで、今回の目標は「都民の森を脚つきなしで制覇」に設定。
ただ、黙々とひとりで20kmのヒルクラなんてしたら途中で発狂するのが明白なので、今回のライドの道連れ相棒であるkokuneさんを召喚。kokuneさんは僕のペースに合わせて登ってくれる方なので、ペースメーカー的な役割としても期待大です。
集合は武蔵五日市駅ですが、帰りに拝島を経由するので拝島起点のルートとなっています。
距離128.1km、獲得標高2334mほどのメジャーな奥多摩ヒルクラコース。最初に都民の森に登ってそのまま風張峠も登り切ったら、奥多摩周遊道路を使って奥多摩湖に降りたところでお昼ご飯。午後は奥多摩湖から原始村を通って鶴峠~甲武トンネルとパスし、都民の森の途中にある上川乗交差点に帰ってくるという感じ。そこからは来た道を戻っていくという流れです。
奥多摩湖から奥多摩駅に向かってダウンヒルという手もありますが、kokuneさん曰くトンネルも多くて休日は危ないとのことで、このようなコースとなりました。
集合は8時に武蔵五日市駅前なので、早朝から五日市街道に沿ってひたすら西へ。
「都民の森行くなら絶対輪行だろ!」という自分ですが、先ほども言ったようにブルべの練習+電車賃払いたくないという事情があり泣く泣く自走。
しかしそんな気持ちもGarminのナビを見れば吹き飛びます。
今まではたびたび立ち止まって「ほんとにこの道があってるのか?」「てかGPS貧弱すぎて、そもそも現在地が分からねぇ」ということを繰り返してきたので、Garminのスマートさに昇天寸前。さらに、ストップ&ゴーの時の「ピッ」という音もたまりません。ぼく、いまめっちゃがーみんしてる……!!
とかやっているうちに拝島を過ぎました。
一度おにぎりを買いに立ち寄ったコンビニでパシャリ。
表示するデータが多すぎて迷いますが、とりあえず定番のものをいくつか表示させています。
無事にkokuneさんとも合流して檜原街道へ。
いつもは引いてもらう側ですが、今回は先頭。あんまり前を走ったことが無いので新鮮ですが、kokuneさんに「もっと脚回せェ!」と、どつかれている気がしてビクビクしながら進んでいきます。
都民の森TTスタート地点でもある役場前交差点を左折し、まずは一つの区切りでもある上川乗交差点を目指します。
さて、都民の森に行き慣れている方はお気づきかと思いますが、周りの風景がいきなりラスト3kmのつづら折り区間に入っています。
というのも、上川乗以降の本格的な登りが続く区間に入ってから写真なんて撮る余裕が全くない。挙句の果てに「kokuneさん、ぼく料金所からはヘタれると思うので先に行ってください」と言って、kokuneさんと先頭交代してもらってペースメーカーにする始末。
しかしペースメーカーの存在というものは存外大きく、kokuneさんの後ろにつかせてもらうといくらか苦しさが和らいだのを感じました。
残り1km近くなってくると、山肌がグーンと目の前に近づいてきて「ああ自分山登ってるなあ…..」と実感します。いくらか余裕も出てきたので、ちょっと後ろに下がってパチリ。
そんなこんなでなんとか都民の森に到着!目標だった脚つきなしも無事に達成できました。(と言いつつ、上川乗交差点の信号待ちで1回ついてますが….)
タイムは1時間15分ほどでしたが、どう考えても1時間切れる気がしないwwwwww
いつも都民の森登ってるカズカズさんとかほぼ50分で登ってるけど、一体どういう脚してるのwwwww
と、のんきなこと書いていますが、実はこの時に重大な問題が発覚。山に来るというのにも関わらず、防寒着を持ってこなかった自分がどうなっていたかというと………
「テラ寒すぎwwwww指先が冷たくてダウンヒルできないwww」
ちなみにkokuneさんはしっかりと上に羽織るものを持ってきていました。
寒さに震えつつ、セブンで買った宇治抹茶の大福を頂きます。
食感は大福というよりも、マシュマロに近い。アレをもっとモッチモチにしたような感じです。
「そういえば見ました?金網区間あたりからずっとすぐ前を走ってた人、かなーり重いギア踏んでましたよ。前はインナーなのに、後ろがかなりトップよりでした」
「たしかにあの人ふくらはぎヤバかった…..。ケイデンス30もいってないくらいでしたし。あれって変速が故障してるんですかね」
ここで永遠とおしゃべりしていたいですが、休憩が長すぎると脚が固まってしまうので出発。お次はすぐ近くの風張峠です。
都民の森から風張峠までは本当にすぐ着きます。「あ、ちょっと体暖まってきたかな?」と思った矢先に着くので、結局寒いというパターン。
ちょっと雲が多いですが、ダウンヒル中に度々止まって撮影。
御覧の通り路面は非常にきれいですので、ダウンヒルも快適。
奥多摩湖が見えてきました。
綺麗な碧色。ここまで下るとそれなりに気温が上がるのでもう寒くありません。
奥多摩湖の周りの道路には橋がいくつもかかっていますが、各々デザインが違っていてオシャレ。
またトンネルの数も多いです。
お昼ご飯はこちらで。奥多摩湖畔にある食事処のんき屋。
蕎麦や中華そばの麺類が中心ですが、ガッツリ食べたい人向けにご飯ものもあります。
自分はあまり食べれる気がしなかったので、シンプルな手打ちそばを注文。
kokuneさんは手打ち山菜ぶっかけそばを頼んでいました。
「そういえば武蔵五日市駅来た時から思ってたんですけど、なんかGarminの距離だけバグってるんですよ」
「自宅から武蔵五日市までと、そこから奥多摩湖までの距離を足したら70km弱はいってるはずなんですけど……なんと現在の走行距離40kmくらいしかないですwwww」
しかし獲得標高は事前のスペックと同じくらいの数値で正常。タイムも変わりません。じゃあなぜ走行距離だけが短く表示されるのか…..?と、Garminをいじって四苦八苦していると
「あ、原因分かりましたwwwwなぜか距離がキロメートルじゃなくてマイル表示になってましたwwwww」
お昼ご飯を食べたら出発。奥多摩湖の奥から鶴峠へと進んでいきます。
小管村に突入。なんとここからは山梨県!
といっても山梨の端の端なので、奥多摩という感覚ですが….。
この看板が見えたら250m先の分岐点を左へ。直進して139号を進むと大月市です。
そしてこのあたりからアップダウンが連続して襲い掛かってきます。距離自体は短いらしいですが、常時10%は当たり前。しかも初めて通る道なので、いつこの登りが終わるか分かりません。
「ですよね!?だって坂の上の方から転がってきたドングリも、一向に止まる気配ないじゃんこれ!!!!」
なんとか登り切って下りへと入りますが、1kmも行かずに再び登りがカムバック。
初っ端から10%を優に超える激坂のお出迎えです。
しかもGarminの表示によると、ここから200m上の鶴峠までを2.4kmで一気にの駆け上るらしい…..。平均斜度は9%という意味ワカンナイ数値を指しています。
さっそくインナーローを開放し、シッティングでゆるゆると登るほかありません。
「kokuneさん右のコース行ってください。新しいし舗装も良さそうですよ」
「既に10%近い登りなのに、さらに桁違いの傾斜なんですがwww」
蛇行してもきついのは変わりないので、斜度が緩んだところで一度脚を休めることに。
「側溝ありますよ!ここに自転車入れるとちょうどいい腰掛けになるんです」
kokuneさんがそう言いつつ側溝に自転車を入れるので、自分もそれに倣って自転車を側溝に入れます。
「お、これめっちゃ楽ですね。地べたに座ると汚れとか気になるけど、これはいい」
現場からは以上です(´×ω×`) pic.twitter.com/6vVAF6Z9yM
— kokune@寝落ち蛙 (@mk_aqua0002) September 24, 2017
脚もわずかながら回復したところで、再び自転車にまたがりますがここでまた衝撃の事実が発覚。
「ちょっとまってwwww今までインナーだと思ってたら、実はアウターに入ってたwwwww」
「うわっ、ホントのインナーローにしたらめっちゃ軽い!軽すぎて空飛べるこれ!」
漕ぎだした直後はあれだけ軽かったペダルも、500m進むうちにみるみる重くなり既に鉛のよう。
Garminで見ると峠はもうそこですが、ペダルを踏みこむ気力はすでになくなり、大人しく押し歩き。
でも押してもツラいとかもうこれ登山だよね。
ということでなんとか鶴峠(裏側から)に到着!
見晴らしはほぼ壊滅的で、遠くに街が見える!なんてことはありません。
しかも小管村付近からここまで自販機すらないので補給もできず。
二人とも飲み物が無くなっていたので、このさきの下りの途中にある「びりゅう館」を目指します。
ところどころRがキツかったり、タイトなS字カーブがあるので慎重に下っていきます。
表側も斜度は結構きつそうです。まあ2度と登りませんが。
びりゅう館に到着。
嬉しいことにバイクラックやベンチとテーブルもありました。
写真右上に見切れているのは、びりゅう館にある食事処の座敷で、ご飯を食べつつ自転車も視界にいれておけるというローディーにとって嬉しいつくりです。
びりゅう館の次は、今日最後の登りである、甲武トンネルまでのヒルクラが待ち受けています。
ただ、傾斜自体は緩くひたすら山肌に沿ってワインディングをこなしていくという感じ。ゆっくり一定ペースで回せば、疲れ切った脚と心拍でもなんとかなりそうです。
登りに入ったところで躊躇いなくインナーローへ。本当につい最近分かってきましたが、多少苦しくても1枚か2枚ギアを残しておくより、潔くインナーローまで落として負担を抑えた方が結果的に脚にくるダメージが少ないです。
また、心拍も160付近をウロウロしておりこれではまずいと感じ、呼吸に意識をまわします。具体的には、出産の時の「ひっひっふー」を参考にして「ひっひっは―」という呼吸法に。 「ふー」ではなく「はー」とするのは別に頭がおかしくなったわけではなく、しっかりの肺の中空気を吐き出すため。
どこかの記事で「呼吸は吐くのを意識するべし!」というのを見かけたので、せっかくですがちょっと試してみるか!とやってみましたが……..なんとこれが大当たり。
最初に登った都民の森より心拍も脚も楽で、「これなら甲武トンネルまで余裕じゃん!」と思うほど。ちょっと勾配が上がる区間でも無理にダンシングでねじ伏せずに、ひたすら「ひっひっはー」という呼吸とペダリングだけを意識していきます。
「ペーシングってこういう感じなのかな….」と思いながら耐え忍んでいると、気が付けば結構進んでいて驚くことも。
しかしそう簡単に上手くいくばかりではなく、少しずつ脚に疲れを感じ始めます。
この「ひっひっはー走法」は確かに有効ですが、全く疲れないというワケではなく、あくまで「今までと比べたら疲れにくい」というだけ。
それでも呼吸とペダリングの2つを意識しながら、なんとかボロボロになりながら甲武トンネルに到着しました。
しかしここまで来れば、あとはもう下りと平坦だけ。
上川乗交差点を目指して、慎重に下っていきます。こういう疲れている時のダウンヒルはアクシデントが起きやすいので、早め早めのブレーキングでいつも以上にゆっくりとですね。
このまま武蔵五日市駅を通って拝島まで帰ってもよかったのですが、一度補給をするために檜原街道にあるコンビニへピットイン。
この日は日曜だったので、五日市街道が渋滞することも考慮して迂回ルートの相談をしつつ、パンや甘味をもぐもぐ。
幸い五日市街道はそんなに混んでいなかったので、予定通りのルートでまっすぐ拝島へ。
kokuneさんとも別れて、帰路につきました。
本日は156.3km、2031mアップだったので、ブルべ練習としてはまずまずだったのではないかと。本番ではさらに40kmちょっと走らないといけない計算ですが……..