夜の飯能は絶景の宝庫!ホタル&星空ライド


自転車に乗る方なら一度は聞いたことがあるサイクリングスポット、飯能。
東京都青梅市の上、埼玉県の南西部に位置しており、山伏峠や有間峠、子の権現などのバリエーションに富んだ坂や峠が数多く存在しているローディーの聖地とも言える場所です。

今回はその飯能で行われたホタル&星空ライドの記事となります。
(※今回の写真や動画は暗いものが多く、見る際は画面の輝度を上げる事をお勧めします)

【今回のダイジェスト動画です。読了後再生を推奨】

ライド企画とメンバー紹介

ライドの企画は大抵誰かが「~に行きたい」と呟いて、そこに興味がある人が乗っかっていくというスタイルが多いですが、今回も例にもれず始まりは のだいさんのツイートでした。

ホタルなんて果たして最後に見たのはいつだったか……思い出す限りではおそらく小学生の時が最後だったと思います。

というか飯能でホタルなんて見れるの?長野県とかじゃないとダメなんじゃないの?っていう疑問がありましたが、どうやら調べてみると飯能は有名なホタルの観賞スポットということが判明。
ホタルなんて普通に生活しているだけじゃ滅多に見られないものですし、この機会にありがたく乗らせていただくことにしました。

ということで集まったメンバーは全部で7人。

のだいさん
ズッキーさん
Wadaさん
メイビスさん
kokuneさん
楓鈴さん

以上のメンバーになります。
元々F&Aさんがいたのですが仕事の都合でDNS、またkokuneさんは僕が誘って前日に急きょ参加が決まりました。

ちなみに上の画像にもありますが、すでにのだいさんとメイビスさんが2人で下見に行ってくれていました。ありがとうございます(´∀`*)

下見でもホタルが割と見られたそうで、ライド当日への期待が高まります。

ゆるポタで飯能へ

さて、月日は流れていよいよライド当日の6月30日。
のだいさん、kokuneさん、Wadaさん、僕の4人は多摩湖に集合してから飯能へ向かうので、蒸し暑い夕方に多摩湖に向けて出発しました。

Wadaさんと合流したあと、のだいさんとkokuneさんを待ちますが、なんとここでのだいさんにアクシデントが発生。
どうやらヘッド部分のベアリングがイカれたらしく慌ててショップに駆けこんだ模様。ただどうやら今日はなんとか乗れるようで、


「皆さん先に行っててください!後から追いつくので!」

というメッセージが来たので、kokuneさんが合流次第多摩湖を出発する運びとなりました。

午後5時ごろの多摩湖。空がとても高くて蒼く、段々と夏の空に近づいてきている気がします。
また、今日は星空撮影用にちょっとお高めな広角レンズを装備。

kokuneさんと合流。


狭山湖を抜けて所沢市へ入って行きますが、土曜の夕方という事もあり結構混んでます。

と、ここで遅れていた のだいさんが合流。
気がついたらニコニコ顔で一番後ろにいたという稲川淳二もびっくりのホラーです。

めんまライドの時も書きましたが、八高線沿いに飯能に抜けていくルートを使うとほぼ上りも無いので楽々。ただし帰りはクソです(それでも他と比べたら一番緩いルートではありますが…..)

特に何事もなく飯能駅南口に到着。
すでに夕方ですがまだまだ暑く、各々飲み物を買って他の方たちとの合流を待つことになります。

ちなみに、合流後は70号線を通って有間ダムの手前までゆるポタで向かい、河原でホタルが飛び始めるのを待つ予定です。

コンビニから飲み物を買って出ると、楓鈴さんとメイビスさんが合流していたのでまずはご挨拶へ。
ブログ「流雲心重」で自転車関係に限らずハーブや文鳥など幅広いジャンルの記事を書かれている博識の楓鈴さんと、綺麗な写真をよくTwitterにあげている高身長のメイビスさん。

話してみると2人ともとても礼儀正しい方で、なんであの謎のリストにぶち込まれてるのかよく分からなかったです(他人事)

こちらはメイビスさんの愛車であるPINARELLO ANGLIRU。
実はこのフレーム、メイビスさん自身の手でリペイントされており、間近で見ても全く分からないほどの完成度。
(「ここにカッターの跡が….」と言われてようやく分かるくらい)


「夕方なのにあちゅい」


「行きの入間川CRは34℃ありました」(楓鈴さん)


「しかも向かい風とかいうオチじゃ…..」


「そうですwwww」


「向かい風の中走ってると、人生について考え始めるよね」


Photo by メイビスさん


話しているうちに遅れてズッキーさんも無事合流。
ズッキーさんとも以前から交流があったので分かっていますが、この方もめちゃくちゃ走れる方。なんとなく体型的にはカズカズさんと似ている気がします(うろ覚え)


「そういえば皆さん、ちゃんと虫よけスプレー持ってきました?」

ここでのだいさんから質問が飛びます。
どうやらこれから向かう観賞スポットはホタルも多いけど刺してくる系の虫も多い所らしく、虫対策は必須とのこと。ただこれについては容易に予想が出来たので、僕を含め皆さんしっかり対策はしてき…..


「もうすでに刺されました(諦め)」

と、どうやらこの中で一番若いメイビスさんはすでに刺されていた模様。やっぱり虫も若い血が好物なんでしょうか。
前回のだいさんと下見に行った時もメイビスさんだけ刺されたようですし、今回も僕たちの中で一番刺されそうな予感がします。
何事にも犠牲はつきものだからね、しょうがないね(無慈悲)


「ちなみに皆虫よけスプレー持ってくると思ったので、自分はムヒ持ってきました」(Wadaさん)


「対処療法wwwwwつよいwwww」

全員集合!いざ名栗へ!

さて、いつまでもおしゃべりしていると日が暮れてしまうので出発。
のだいさんを先頭に、Wadaさん、メイビスさん、ズッキーさん、楓鈴さん、kokuneさん、僕と続きます。


photo by メイビスさん
ちなみに映っているのはのだいさんです。


ちょうど走っていく方向=日が沈む方向なので、夕陽に向かって走れ!みたいな状況。
雲と太陽が良い感じで非常に僕好みなのですが、今回はホタルだけでなく星空も撮る予なのでちょっと心配。


こちらはメイビスさんが撮った、今回のライドの中でもかなり好きな1枚。
なんやこのセンス……ワイにもくれ(迫真)


「今日はゆるポタだから」と言われていても、いざ当日になったら のだいさんが鬼牽きを始めるんじゃないか…..と震えていましたが、そんなことは無く足に優しい速度で無事に名栗に到達。

これならば帰り道もゆっくり安心してゆるポタできそうですね(盛大なフラグ)


Photo by メイビスさん


七夕の日には名栗でホタルの観賞会があるそうなので、興味がある方は是非行ってみてください。
ただ場所によっては観賞料を取るところもあるので、何度か下見してホタルが見やすい所を探すのも良いかもしれません。

今回の参加メンバーの愛車を順に見て回っていた のだいさんですが、ついに最近新車になったkokuneさんの愛車にロックオン。


「kokuneさんの新車プリプリしちゃお(^ω^)」


「ペロペロじゃないんですか….」


「ペロペロなんてもう古いんですよ」


「何言ってんですかねこの人」


気を取り直して出発。すでに有間ダム近くまでは来ているので、皆でおしゃべりしながら裏道を走っていきます。


振り返って後ろを走る方々うを撮ったり…..


逆に撮ってもらったり。(Photo by メイビスさん)
今回は皆カメラを持ってきているので、互いに撮りあって新鮮に感じます。
いつもは自分が写っている写真はほぼないので….。


ズッキーさん(Photo by メイビスさん)


僕(Photo by メイビスさん
僕の奥にいるのは楓鈴さん。


ということで有間ダムのすぐそばにある河川広場に到着。今日はここでカメラを構えてホタルが飛び始めるのを狙います。またすぐ目の前には小さい川もあり、昼はここでBBQなどを楽しめそうです。

ここでも恒例の卍のポーズを。
ちなみに実生活で「マジ卍」と言ったことは一度もありません。

ただ、実はこのポーズは結構維持するのがツラくて「早く撮って!早く!」と叫びながら撮った一枚だったりします。
というのも、卍ポーズに並々ならぬこだわりを見せる のだいさんが僕の腕を曲がらない方向に曲げたりしていたため。以下のような徹底的なポーズ指導が行われていました。


はしゃぐ僕とのだいさん(Photo by メイビスさん)


とりあえず1枚試し撮り。写真は明るいですが、実際はすでに結構薄暗くなってきています。
ただ、まだホタルを捉えるのには空が明るすぎますね。



段々と暗くなってきたので、再びシャッターを切ります。
が、今度は対岸にある街灯の光が写り込んでしまい画角調整を余儀なくされる事態に。

暗くなってくるとホタルが何匹か飛んでるのが確認できるようになってきましたが、数が少ないのと周りに微妙に光があることで写真に写り込みません。
時々場所を変えたりしながらホタルを待ちますが、「え……これホタル?」みたいな写真しか撮れないという事態に。

その後も何度も挑戦しますが一向に撮れない僕はどうしたかと言うと…….


「ホタル撮れないしもう星空だけ撮ってよwwwww」

と、ホタルライドの存在を根底から揺るがす暴挙に出ましたwww
だってホタル撮れないんだもん(駄々っ子)

星にあまり詳しくない僕ですが、見上げるとちょうど真上に北斗七星を見つけることが出来ました。
夏の大三角はどこだろ…..と探しますが、木々や橋が邪魔で見つけられなかったので、大人しく北斗七星だけ撮ってました。

押してダメなら引いてみろ!場所を変えたら大当たり!

と言うようにホタルそっちのけで夜空にカメラを向けていると、のだいさんが「ここじゃあまり見れないから、別の場所に移ろう」と提案。
近くにある別の川の方へ向かうことになりました……..が、向かう途中で「ここなら北斗七星キレイに撮れそう….」という場所があったので、皆さまには先行ってもらって三脚をセット。シャッターを切ります。

車ぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!
星が見えないジャマイカぁぁぁぁぁぁ!!!

かなり暗くて絶好のポジションだと思っていたのですが、意外と車が行ったり来たりするので写真がパアになることが多いです。
僕らと同じくホタルを見に来た家族連れやカップルが多いので仕方がない部分ではありますが…..


と言うわけで、ようやく苦心の末に撮れたのがこちら。
広角レンズだと星座が小さく写ってしまうので、少し画角を絞り込んでます。
シャッタースピードは30秒でf値は最小、ISO(いそと読むらしい。初めて知りました)は確か6000くらいだった気がします。

しかし、今回の大本命はあくまでホタル。
星景写真もそこそこに、皆が先に向かった観賞スポットへと急ぎます。

ただ、一つ誤算だったのがこの観賞スポット、暗すぎて誰がどこにいるのか分からないということ。
ホタルを鑑賞している方たちがいる中での強い光の点灯はマナー違反ですから、自分の眼の暗視能力だけを頼りに進んで行くしかありません。まあだからこそホタルがたくさん見られるのですが…..。

「ふえぇぇぇん…..皆どこ行ったのぉ…..(ビブラート)」と泣きそうになりながら歩いていくと、ようやくWadaさん達を発見。さらに進んだところにのだいさんたちがいるそうですが、もうここでいいやとなった僕はここでホタルの撮影を開始することに。

先ほどと違い、圧倒的なホタルの数と光の強さ。周りが本当に真っ暗なので、遠くに光るホタルの光も写真にしっかりと写り込んでくれます。
光っては消え、光っては消えていくホタルたちの姿は本当に幻想的で、まるでここだけ異世界に入り込んでしまったかのよう。東京から自転車で行ける距離なのに、こんな幻想的な光景が見られるとは思いもしませんでした。

写真は一瞬しか切り取れないのでこれが精一杯ですが、これに関しては本当に生で見た方が100万倍良いです。


また、kokuneさんがこんなことを言っていましたが、まさに言い得て妙です。

ちなみによく見るホタルの写真というのは、同じアングルから撮ったものを何枚も合成したものがほとんどらしく、僕も例に倣ってやってみることに。

上のような写真を15枚ほど比較合成すると…….


こんな感じになります。
一気にホタルの量が増えてにぎやかになりましたね。


だた、やっぱり今回は力不足で良いものが撮れなかったので他の方が撮った写真で補完させていただくことにします。こちらは楓鈴さんが撮ったものですが、個人的に今回のホタル写真ナンバーワンです。(Photo by 楓鈴さん)

被告人:楓鈴さん

さて、ホタルのところで一時間近く撮り続けていた僕たちですが、最後に有間ダムの上に上って星を見て行こう!という流れに。

さて、みなさんもうお分かりですね。有間ダムと言えば、


「クッソがああああああああ!!!!!」

と僕が死ぬわけです。
もう少し具体的に言うと、

のだいさんを先頭に最初はゆっくり登る

楓鈴さんが斜度がきつくなるあたりでアタックを仕掛ける

のだいそん、メイビスさんが反応してゆるポタが崩壊

という流れです。

後日、最初に仕掛けた楓鈴さんがこんなことを言ってましたが

結論:楓鈴さんが全部悪い

以上!閉廷!


疲れたのでテキトーに撮った一枚。


ホタルの写真を撮りすぎてバッテリーが少なくなってきましたが、最後の力を振り絞って星空をパシャパシャ。
また北斗七星さんと会いました(´∀`*)


Photo by メイビスさん

そして楓鈴さん恒例の寂しい体育座りポーズでの一枚。
最近はメイビスさんに奪われかけているという話も聞きますが…..。

Photo by 楓鈴さん

なぜか高速トレイン引かされて全責任を押し付けられた話

さて、とりあえず撮るものは全部撮ったので後は飯能駅に帰るだけです。
が、ここでなぜかのだいそんが


「帰りはANJさんが引いてください」


「え…引くのあまり得意じゃないんですが….まあ分かりました」

と言い出したため、帰りは僕が引くことに。
下り基調ですし、こんなもんでいいかな?と30km/hで引いていたのですが、あるところで後ろにいたのだいそんが急に先頭交代。頼んでも無いのに急に35~40km/hで鬼引きを開始します。

当然、


「くぁwせdrftgyふじこlp」(トレイン速すぎて言語野が崩壊)

こうなるわけですが高速トレインは止まらず、また僕やメイビスさんと先頭交代を繰り返しながら爆速で飯能に到着しました。

そして奴は言った…….


「ANJさんが悪い」

ということで何故か僕に全責任を押し付けられました(諦め)
でも皆さん!騙されないでください!悪いのは全部アイツです!のだいそんです!!

皆さんはガストでご飯を食べてくという事でしたが、僕は次の日も朝からライドの予定があったので皆さんとお別れ。ここでホタルライドが終了しました。
今回ご縁があって御一緒してくださった皆さん、ありがとうございました!!


Photo by Wadaさん

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