【悲報】パンダプレゼンツ 第1回激坂デスツアー開催のお知らせ(後編)

前回のデスライブ!

ウォーミングアップと言われて頭おかしい坂を2つ登る。

ANJ、ロードバイクからママチャリライダーにプロ転向。

うどん屋さんに来たはずなのに、パンダが主に食べているのはネギ。

というように午前中だけで?マークがたくさん浮かぶような出来事がたくさんありますが、昼ご飯を終えしだい午後の出撃の用意を始めます。

「じゃじゃん。ロード持ってきた」

「しばらく見ないうちにすごいことになってるなパンダのロード。希愛があふれてる

至るところにラ!の東條希要素が満載です。相変わらず推しまくってるなぁ…..。

クランクにも石鹸の文字が。

なんかもう全体的にスピリチュアルパワーが溢れています。
スピリチュアルパワーで落車とか回避してくれそう。

「ねえ、なんかサドルのところに変なのついてるんだけどwwwww」

「ああこれか。これはオタクたちの正装備として広く知られるサイリウムだ。暗黒面(3次元)と戦うジェダイの騎士にしか与えられない神聖なものなんやで」

「神聖もなにもダイソー行けばまとめ買いできるだろそれ。てか自転車乗っててサイリウム振る場面なんてないと思うんだけど?」

「出先でたまに店とか入るとラブライブの曲が流れてたりするだろ。その瞬間から俺の中で店内は戦場と化します。俺は毎日が戦場ゆえに、いかなる時もコレを持ち歩かなければならないのだ」

「意識高すぎwwwオタクの鑑すぎるwwww」

とはいえ、緊急用に1本だけでもアナログな光源を持っておくのはいいことかも。
これなら単価は100円~と安いので、お財布にも優しいです。

「んじゃ出発するか」

「ちょっと待って。実は午後に向けて秘策を用意してきたんだ」

「ほほう….。とりあえずその青色のリボンを何に使うか教えてもらってもいいか?

「これをこうしてだな…。どうだ!これが俺の秘策、テーピングだああああ!」


「大方、インハイ1年目の御堂筋VS新開(↑御堂筋君がやってたコレ)見てやりたくなっちゃっただけだろ?てかそれ、どう見てもテーピング用じゃないし、リボン結びしてる時点で意味ないけどな

「…..やっぱ外すわ。なんかひらひらしてて邪魔だし」

「1分で秘策終了wwww」
いつまでもふざけていると時間も無くなるので出発。
午後は多摩サイをつたって二子玉のほうへ移動し、高級住宅街を中心に激坂を登りに行きます。

午前中はランナーやサイクリストの方がたくさんいますが、午後になるとガラガラ。
ほどなくして二子玉川駅に到着。

この交差点から右へ行くと楽天本社などがあり、きれいに整備されています。
後でまた戻ってくる予定ですが、ここは左折。

「にしてもパンダの後ろ走りやすいな。背中大きいからかね?」

「よく言われるなそれ」

「それよりさっきからずっと前引いてるけど大丈夫?変わるよ?」

「俺誰かの後ろ走るの嫌なんだよね。先頭走ってたいのよ。誰よりも速く….それっきゃねーやっ!」

「また巨摩群みたいなこと言ってるよ」


「そろそろだな。ANJ、右見てて右」

「なに?車でも来てるの?」

「違うって。右見てってこと」

「あーそういうことね。右って言っても家しかないし……..!!!!????」

「俺の言ってた意味分かった?これが今日のメインディッシュです」

「ごめん全くわからない。俺には手前のマンションと同じ高さの壁しか見えない。行き止まりだよもう」

「現実逃避するんじゃない。ほら、上から車が降りてきてるでしょ」

「その車さえノロノロと降りてくる坂って頭おかしいだろ。あまりにアレ過ぎて横に階段ついちゃってるじゃん……」

「ちなみに坂の情報として…..距離は100mと短いが『岡本3丁目の坂』として知られる都内屈指の激坂で、その最大斜度は22%らしい」

「絶対その情報いらないんだけど」

実はこの坂、やりすぎコージーという番組で安田団長が紹介していた坂でもあります。
そんな人がおすすめする坂に自分が挑むというのはかなり畏れ多い気がしますが….。
(↓ いまいちパンチ感に欠ける写真しか撮れなかったので、ネットからやばいのを引っ張ってきました)

「てか今日俺もパンダもビンディング無しじゃん。このレベルの坂をフラぺで登るって地獄だと思うんですが。ひたすら踏み込めと?」

「逆にいつでも足がつけるフラぺのほうが安心でしょ。時坂峠でとっさかに足外せなくて倒れたって言ってたじゃん。今俺うまいこと言ったよな?」

「おだまり。まあたしかにそうだが……ならとりあえずパンダ先行ってよ。どんなもんか下から見てるから」

「俺が登り終わって下見た時にYouがいなかったら…….わかってる?」

「ワカッテルヨ」

ということでまずはパンダのアタック!

半分を過ぎたあたりからダンシングで登っていくパンダ。

パンダの挑戦は無事成功。
次はいよいよ自分の番です。

しかしANJごときがこのレベルの坂に無策で挑んでも、途中で死ぬのは火を見るより明らか。下ってきたパンダに感想を聞くことにします。情報を制する者が戦いを制するのだよ。

「へいへい。どうだった?アドバイスとかあります?」

「インナーで途中まで2、3枚残しておいて、後半きつくなってきたって感じた瞬間にギアを落としていけばいける」

「ほうほう。他にはなんかある?」

「あとはアレだよアレ….そう、目を食いしばること

「ふぁ!?どこのカエル型宇宙人ですか!?」

「残り3分の1から斜度が意味わかんないくらいキツくなってくるから、ダンシングしながら目を食いしばれ」

「ま、まあ一応頑張ってみるわ」

で、ANJも出発。

アドバイス通り2、3枚残したまま中腹に到達。しかしここから一気に重くなってきたためギアを一番下まで落とし、目を食いしばりながら踏み込んで登っていきます。

「こ、これが目を食いしばる感覚……!俺は今…..限界を、超える!」

もう亀のごときスピードでふらふらするハンドルをどうにか押さえつけて、なんとかゴール。
めっちゃ達成感やばいです。おもわずガッツポーズをとってしまうほどにはやばいです。
ゼーハーしている息を整えてから降りようと思い休んでいると、下のパンダがスタート。
あれ?また登るの?と思っているうちにどんどん登ってくるパンダ。

「踏ん張ルビィ!」
(・ω・`⊃  )⊃≡スィー

(お、おまっ….言った本人が目ぇ食いしばってないどころか笑ってるやんけ…..orz)←呼吸死んでで声でない


ということで本日最難関の坂をクリア。いやーきつかったです。
あと結局パンダは2回登ってます。ほんとやだこの人。

「はい、では通りを1本左に移動して….次の坂はこれです」

「これ?長いし10%標識あるけど、アレ登った後だからめっちゃ緩く感じるな」

「ほないこか」


長いですが、先ほどと比べると天と地ほどの違いがあります。
こっちが赤ちゃんだとすれば、向こうは和田アキ子かマツコ・デラックスです。

その後、駅の方に戻って今度は反対側へ。

なんか最近、駅キレイなの多すぎる問題。
平等なんて所詮は幻想だったんだ…..。

また、ここらへんは高級住宅街なのでよく外車を見かけます。あとワンちゃん連れたセレブそうなおばさま方も見かけました(笑)

駅から離れるとすぐ住宅街。そしていたるところに坂があります。

「パンダさんパンダさん」

「なんだね、ANJさんや」

「僕らが停車している目の前に、激坂マークが入り口からびっしりの坂が見えるんですが…..まさかアレ登らないですよね?」

「おやおや、ANJさんは冗談がうまいお方だね」

「僕は冗談なんて言っていませんよ。あのカーブの先で心が折れる未来が見えるのですが」

「この坂は魔界七将が一人、堕天使アスモディウス様がお創りになられた別名『WTF坂』です。心が折れるなんてものじゃないですよ。心が消えます」(WTF=What the fuck)

なぜそんな坂に自分たちから登り行くのか不明ですが、あの超激坂を登ってからというもの2人とも妙にハイテンション。口先では「嫌だ嫌だ」言っていますが、今ならどんな坂でも突っ込んでいけます。
今度は自分から。

やはりカーブの先は長いストレート。しかも斜度は相変わらずなので、ひたすらダンシングとシッティングを交互に使って登っていきます。
登り終えて上で待っていると、すぐにパンダの姿も見えました。

下校中の小学生2人に「こいつらなにやってんだろう?」的な目を向けられましたが、気にしたら負けです。
君たちはこんな風になっちゃだめだよ!!

しかもこの坂を登り切ったところから、さらにエグい坂が目に飛び込んできます。1回下ってからの急こう配….。
なにここ、超足腰鍛えられそう。

パンダもテンションMaxでダンシング。

この時点ですでに7個中6個を制覇。
ラストの坂へ向かい…..たかったのですが。

「…..予定になかったけどあの坂行ってみるか」

「(坂で心臓が)DOKI×2で壊れそう1000%LOVE HEY!」

パンダは頭のネジが何本か抜け落ちているので、「坂を見たらとりあえず登る」というよう変態的行動がデフォ。
それなりの斜度あるはずなのにカッとんで行きました(笑)

もう好きに生きて笑っててくれ。それだけが俺の願いだ。

残すところあと一つですが、次第に天気が怪しくなってきたのでとっとと次に向かいます。
撮影はパンダ氏。

ラストは距離も無く、少し物足りない感じがありましたが雨が降ってきたので急いで駅の方へ。
駅の近くのコンビニで休憩兼雨宿りをすることにします。

幸いなことに15分ほどでやんだので、楽天本社横にある小さな公園?に移動。

「見ろパンダ。これが噂のSAVASミルクプロテインだ。コンビニに置いてあって味もいいしプロテイン摂取してる感が全くない優れものなんだ」

「ほーん、ええやん」

「リアクション薄いし、絶対いいと思ってないよな。なんかこう、もっと他にないのか?」

「……なんか今の空、アマツマガツチ倒した後みたいだな」

「誰が空の感想よこせって言ったよ?今プロテインの話してたじゃん」

しばし休んでいると端の方に遊具を発見。
これはぜひ遊ばねば!

「あー、めっちゃ気持ちいい。これ背中に効くぜよー」

「うわ気持ち悪」

とまあ上の写真のようにしばらく遊んでいたのですが、雨雲レーダーを見るとまた雨雲が接近しつつあるらしい….。
ということで今日はここで終了。
再び多摩サイに戻って家路を急ぎます。

そして前を引くのはやはりパンダ。

調布あたりで解散、2人とも無事帰宅しました。

結局、坂練と言いながら追い込むわけでもないゆるいライドでしたが、自分はこの日初めての100kmライドを達成。
いままで「100kmなんて無理だろ」と思っていましたが、ろんぐらいだぁす!でもあったように距離を意識しないと本当にあっさり走れてしまうことに驚きました。

また今回巡った坂もまだまだほんの一部なので、第2回の開催が計画されているとかいないとか。

 

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