【悲報】パンダプレゼンツ 第1回激坂デスツアー開催のお知らせ(前編)

もはや日課になりつつある戦車ゲーをプレイしつつ、先日の都民の森試走&本番無念のリタイアをパンダに話していた時。

「ということで川崎(パンダの住処)行くか、試走で都民の森行くか迷った挙句、都民の森行ったのよ」

「アホなの君?なんでいきなり山行っちゃうのかね。せめてウチぐらいに来ればよかったのに。その日めっちゃ暇だったわ」

「ヤバいと思ったが好奇心を抑えきれなかった」

「どっかで聞いたことあるセリフだな。とりあえずまた川崎来いや。坂練出来る坂が近くに7つくらいあるから連れてって殺るよ」

「……ん?なんか最後の方イントネーションおかしくない?」

「おかしくないよ?」

「え…..」

ということで急きょ決まった短距離坂練7本勝負。
以前もパンダのマウンテンバイクを借りてサイクリングに行ったことがありますが、その時は斜度のきつい坂一本で昇天した苦い過去があります。
じつは川崎のほうにも、「じゃ、おつかれ!」といって逃げたくなる頭おかしい激坂がわりと存在しており、その多くがスタート直後から斜度おかしい+なんかうねうねしてて地味に長いというダブルセットです。

「誰だよこんなの頼んだの。俺ハッピーセットがいいんだけど」

「ドナルドは激坂が大好きなんだ!」

「古っ!?そういうのいいから、もっとポタ要素をだな」

「ドナルドは嬉しくなるとついやっちゃうんだ☆いくよ?ランランルー!」

「おい、お前のアイコンまでドナルド・マクドナルドになってるぞ」

パンダが変なピエロになってますが、とにかく多摩川サイリングロードを走っていきます。




多摩サイはあまり走ったことが無く、道が狭いなぁというイメージ。
しかしさすがはサイクリングロード。1キロがとても短く感じられます。

途中道に迷ったのもあり、1時間半ほどでパンダの家に到着。
中島君よろしく「パンダー、WBCやろうぜ!」と呼びかけると、マウンテンバイクを持ってパンダが出てきました。

「ロードで行かないの?サスペンション重いしきつくね?」

「午前だけね。時間も時間だし、うちの近くの坂登ったら一回戻ってきて飯食べに行こう。んで、午後からは俺もロードで行くわ」

「いやいやロードの方が楽じゃない普通に?」

「俺の軸は基本マウンテンだからなー。こいつだと色々遊べて楽しいし」(家の前でウィリーしながら)

「いや遊ぶなや」

ちなみにこのパンダ、マウンテンバイクで重たいギア踏みまくって100m近く先行しているANJを、BMXに乗って追い付いてくるという驚異のスプリントマシン。本人にその話をすると、「なんか皆から『パンダの追走怖い』って言われるんだよねー」とか言ってました。もうやだこの人。

とにかく既に昼前なので出発。
本日最初の坂に向かうことにしましょう。

「そいやさー、今から登るとこって2年前くらいに俺とDAGUBAが死んでのたうち回ったとこ?」

「そう、そこそこ。まあ大丈夫でしょロードだし」

「パンダに大丈夫と言われて大丈夫だった試しがないけどなー」

そんなことを話しながら前を走るパンダについていくと、目の前に現れたのは2年前にANJを叩きのめした名もなき坂。

入り口はいたって普通ですが、距離が長くカーブが何回もあるのがこの坂の怖いところ。さらに、先の見えない坂道によって心と体に疲労がたまってきたところに、10%近くのストレートがラストに待ち構えるという鬼畜仕様。
パンダ曰くこれがウォーミングアップとのことですが、ANJからするとこれはメインディッシュです(怒)

しかし坂の前の信号が青になったので、心の準備もないまま強制的にスタート。
さっそくインナーに落としてシッティングで登っていきます。


だらだらと登っていると、ようやく半分を過ぎて次第に傾斜がきつくなってきました。
パンダからも「こっから辛いよー」との声が。
ゑ?君、全然辛そうじゃないよね?
こちらとら口から「コヒュー…..コヒュー…..」みたいな音が聞こえてきてるのに。

ともあれ、なんとかANJも無事にゴール。
しかし休憩もそこそこに、次の坂へと向かいます。

「ほいっ、次行くぞ」

「おk、殴るわ」

「っしゃオラ、かかってこいや!」

そう言い残し、視界の先へ消えていくパンダ。
とりあえずパンダを殴るために自分も後を追うことにします。

折り返し地点から見るとこんな感じ。
作るときもうちょっとなんとかならなかったのか……。

登りきった頂上からは遠くに川崎の街並みを望めます。
けっこう高台にあるので、見晴らしはかなりいいです。

その後、頂上にいたパンダをタコ殴りにしてからお昼ご飯へ向かいますが、自転車を置くために一度家に戻ります。


途中で見かけた高速道路。
こういう巨大な建造物はとても大好物です。

家に帰り、ロードバイクをパンダ家に置かせてもらいました。
しかし、昼ご飯は隣の駅まで行くので代わりのママチャリを借ります。(パンダはマウンテンのまま)

「ママチャリじゃなくて久々にマウンテン乗る?」

「いい、マウンテンのブレーキ効きすぎてつんのめるもん。それに俺は根っからのママチャリダ―だからな。ママチャリを前にすると血が騒ぐんだ」

「でもその格好でママチャリ乗ってると、ママチャリガチ勢みたいな感じで痛い人だぞ」

「いや、俺がパンダと自転車を交換して乗ってるんですよ感を出せば問題ないはず」

「シュールすぎて周りの人もそんな風に考えない気がする。俺もいざとなったら他人の振りするから」

「それだけは堪忍してつかぁさい」

最大の問題は「どうやって交換している感を出すか」ということですが、特に解決策はないです。
ただひたすらに堂々とママチャリに乗り、マウンテンにまたがるパンダと一緒に走ればいいのです。
……..あ、待って!おいてかないでパンダ!なんでもしますから!(なんでもするとは言ってない)

時刻はちょうど12時半。自転車を駐輪場にとめて目的地である丸亀製麺へ入ります。
この近くは会社が多くあるので昼時はいつも混みますが、回転率の高い丸亀製麺はそんなの関係ありません。てかスーツ姿多いな。

お会計を済ませてネギやショウガ、水などをお盆に乗せると、すでに先に席についているパンダのもとへ。

「ちょっと待って。それ何頼んだの?」

「え?普通に冷やしぶっかけだけど?」

「俺の目には『ごま天かすネギ丼(ご飯無し)~ショウガを添えて~』にしか見えないんだけど」

「ここのショウガいいよね」

「ショウガはいいかもしれんが、お前の味覚はヤバいと思うぞ。小鉢にとって少しづつかけながら食べればいいのに」
「なんかヤダ。あと盛る方が見た目的にもいいしどっさり感あるだろ」

「なんかネギ少ねーなと思ったらお前の仕業かよ!」

丸亀製麺の方、本当にすいませんでした…….。

後編に続く

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